大工としての気持ち
3月に起きた東日本大震災から4ヶ月が経ちました。
被災地の復旧はいまも続いていますし、行方不明者の捜索がまだまだ及んでいない地域もあると聞きます。
私の知り合いで新潟の新築住宅を建ている大工さんもボランティアで東北の住宅の復旧に行っています。
その方から聞いた話ですが、地震が起こり真っ先に住宅などの復旧に協力してくれたのは関西の方達が多かったと聞きました。
関西の方達は、阪神・淡路大震災を経験したことで、被災された方達の気持ちをいち早く汲み取って色々な物資を送ったそうです。
また大工さんの募集をおこなった時も関西の方たちが非常に多かったと聞きました。
被災地では建築部材も不足していて、駆けつける大工さんたちも自社から建材をトラックに積み来んで被災地前向かい作業を無償でしているのです。
僕も同じ大工として見習わなければならないと心底思いました。
津波の被害を受けた住宅のほとんどは、全壊や半壊で、床下にヘドロが溜まってしまって基礎ごと掘り起こされてしまった住宅もあるのですから復旧作業もかなり過酷な状況だと思います。
しかし考えてみると地震の多い国日本で、もしかしたら明日は我が身ではないか?その為に今協力を惜しまないことで、自分が被害にあった場合には沢山の人に助けていただくことになる。
そう思うと自分の出来る精一杯のことを被災地の方々にしなければと思うようになりました。
これからの復旧作業が続いていきますが、僕も人ごとではなく、少しでも出来ることをやっていく気持ちが大切なのだと思います。
東北地方太平洋沖地震
3月11日の東北地方太平洋沖地震を私はテレビで知ったのですが、声も出ませんでした。
とても同じ日本で起こっていることとは思えずに理解するまでにはかなりの時間がかかりました。
海外の災害を見ているとまるで対岸の火事のようで・・・(自分に関係なく、何の災いもないこと。無関心であること。)とても申し訳ないのですが大変だな・・・としか思えないのですが、今回の震災は同じ日本で起きたことでとてもショックで,、もしかしたら明日は自分の住んでる地域に起こるかもしれないと思うととても怖くなってしまいました。
大工をしていると住宅構造については熟知しているつもりです、最近の住宅はホールダウンなどの、構造金物や基礎もしっかりしていますし耐振性と言う面では少々の地震でどうこうなるもんじゃないと思っていました。
ちなみに建築基準法の耐震基準は百年に一度の大地震にも倒壊をしないように基準を設けているのに・・・津波の脅威には何も言葉が出ませんでした。
基礎ごと押し流してしまい、家がバラバラになっていく姿は注文住宅や戸建ての新築を造っている私にとっては何か自分の知識や技術が壊されているようで、何とも言えない気持ちになります。
津波に耐えうる住宅と言うのは今の木造建築技術ではとても難しいのかもしれません。
津波によって残っていたのは頑丈なコンクリート構造のものだけでした。
コンクリート造だろうと木造だろうと人命が第一ですから災害から守れる住宅であってほしいと私は常におもっています。
インターネットの建材販売
最近インターネットでよく見かけるサイトがあります。
建材アウトレット品を販売しているお店です。
私の会社が行う工事の商品はすべて新品なのですが、あるお客様からこんな相談を受けたのがきっかけでした。
そのお客様はリフォームのお客様だったのですが和室を洋間にリフォーム工事をさせていただいてました。
ちょうど三時にお茶を出していただいたときに、「大工さんお願いがあるのよ、インターネットで前からほしかったキッチンがあるんだけど格安で、購入するから取り付けお願いできないかしら?」と言うのです。
格安か・・・インターネットは安いな~と思いつつ印刷した内容を見て安さにびっくりしてしまいました。
型遅れのいっこ前のシステムキッチンだったのですが、定価の70%OFFで出ていました。
ショールーム展示品とのことで写真を見る限りとても備品でした。
(こーいうのが出回ると商売あがったりなんだよな・・・)と思いながらアウトレットの建材の安さにびっくりしていまったのでした。
こうした商品は」インターネットで販売しているために取り付けなどは購入者が地域の業者に取り付けだけを依頼して工事をしてもらうのが一般的ですが、最近では全国で取り付けを行う業者もいるようで、こういった施主支給と言われるカテゴリーが建築業界に出来つつあるようです。
私たち工務店も集客力をあげていき、こういったインターネット販売に対抗すべく付加価値を付けていかなければならないのではないかなと思います。
中古住宅の資産価値とは
小学校からの友人が佐賀で住宅を建てました。
もう一人の友人は新築を建てるか中古住宅を購入するかで悩んでいます。
私の親戚は大分で中古マンションを購入しました。
最近私のまわりでも中古住宅や中古マンションを購入する人が増えているように思いますし、私の仕事も中古物件のリフォームが多くなってきました。
最近中古住宅の需要が上がっていますが。
中古住宅のメリット・デメリットとはなんでしょうか?今回はデメリットのお話をしたいと思います。
まず資産価値が上がらないことです。
簡単にいえば、その物件の価値ですが銀行の融資の時などにそのぶっけにどれだけの価値があるか図るための数値と言えるものです。
その住宅や土地に対してどれだけの人が購入したいと思うか?
当然、土地の立地条件や住宅の経過年数が古く住宅としての価値が低い中古物件は資産価値が上がることはなかなかありません・・・
しいて言えば土地の相場が上がれば資産価値が上がる場合もあります。
自分の土地や建物の資産価値を知りたい方は不動産鑑定士に依頼をしましょう。
土地などの不動産には、「まったく同じものが存在しない」「移動できない」などの特徴があり、極めて金額がわかりにくい商品であると言えます。
こういった不動産物件の基本となる評価額を鑑定しているのが鑑定のスペシャリストである、不動産鑑定士なのです。
物件の鑑定方法には「取引事例比較法」「原価法」「収益還元法」の三つがあります。
鑑定法については次回お話をしたいと思います。
最近の住宅のこと
最近はエコポイントの影響でサッシの入れ替えをされる方やリフォームされる方の需要が大幅に伸びているようですね。
札幌の賃貸住宅に住んでいる友人が実家のリフォームをした時にもエコポイントを利用し他と言っていました。
省エネと言う観点から住宅はは熱損失を防ぐ為に高気密、高断熱が求められるようになってきました。
そうなると断熱材は性能の高い材料を使ったり窓気密性を上げることが重要な要素になっています。
特に窓は様々な役割を担っています。
光を取り入れる為の採光、空気を入れ替える為の換気、外の景色を眺める為の視覚的効果などこれに加えて、熱を外に逃がさない気密性が必要になってきたのです。
ガラス部分をペアガラスにするものが一般的ですが他にも間にアルゴンガスを注入した物や、金属コーティングを施したものもあります。
こういった商品を使用することで室内の熱損失を防ぐことが出来るために、冷暖房の効きもよくなり省エネに貢献できるのです。
住宅用建材は様々な形で進化をしながら住宅の新しい形に対応をしていっています。
また空気環境にこだわった健康住宅や無添加住宅などの家づくりも人気があります。
山形で住宅を建てた友人も色々と考えた結果、無添加住宅での家づくりにしたそうです。
金額も高くなったものもありますが、今は建材アウトレットのお店や、インターネットで安く販売を行っている会社もありますので上手く利用することで効率の良いリフォームも可能になっているのではないのかな?と思います。
環境問題への対応が活発になっている中で住宅も省エネに関して様々な取組みを行っていかなければならないと思います。
今後は私達も大工も施工だけでなく地球の為にお客様の為に出来ることを考えながら仕事をして行きたいと思います。
「施主支給」
新年明けましておめでとうございます。今年も皆さんにとって良いとしになりますように。
正月休みは、7日間の休みの間は家族と初詣に出かけたり、初売りに行ったりと楽しい時間を過ごすことが出来ました。
家でゆっくりとすることも出来ましたし、パソコンで色々見たりしていて気になるキーワードを見つけました!「施主支給」です。
??何のことだろうと思われる方も多いと思います。
私の第一印象は、戦争の時の配給をイメージしてしまいました。
そもそも建築業界に携われてる方以外に「施主」と言う言葉が聞きなれない言葉だと思います。
施主と言うのは建築を発注する側のこと。注文者、発注者、建築主、建て主などといいます。
私達から見れば家を建てるお客様のことです。その施主が支給をするのですからどういう意味かというと・・・
通常の家を建てる場合の仕組みを簡単に説明しますと、ハウスメーカーや工務店に依頼をすることで、営業などとの打合せの中で住宅に使うキッチンやトイレなどの住宅建材を決めていくのが通常です。
しかし数あるメーカーの商品の使えるわけではなく商品が限られていることがあります。
そのため、自分の気に入った商品を選べないということも当然あります。
このような場合にインターネットなどを使い安い金額で施主自信が購入し住宅会社に支給することを「施主支給」と呼ぶのです。
こうすることで、自分の気に入ったメーカーや商品を自由に選ぶことができますし予算を抑えることも可能になるのです。
大分でリフォーム業を営む私の友人も最近は施主支給でリフォームを依頼する方がチラホラいると言っていました。
また、賃貸物件などのリフォーム用でも公団流し台などもよく売れているようです。
しかし当然ではありますがメリットばかりではありません・・・次回は施主支給のデメリットについてお話しをしたいと思います。
マイホームについて
住宅を建てる上で皆さん色々考えると思います。
僕ももちろん家を早く建てたい1人ですから当然家に帰れば、家族とマイホームのことについて話すことは多いです。
マイホームを建てる時で一番楽しいのは、色んな妄想をしながら家族と話している時では、ないでしょうか?
家族共通の話題ですしそれぞれの希望もありますから、とてもなごやかな雰囲気が流れると思います。
先日、埼玉で注文住宅を建てたいと言っている友人からも相談の電話がかかってきた時にも家族で話し合うことの大切さについて話した所です。
しかし私はいわば建築のプロですから希望を出してそれからどうやって話を進めて行くのかはわかっていますが。
マイホームって一生に一度のビックイベントですから何度も経験した人なんて、そんなに居ないと思います。
つまり誰もが初心者マークなわけです。
住宅を建てる為には様々な要素が複雑に絡み合っています。
これが無いと家が建たない資金計画や住宅ローン、私も悩んでいる土地探し、どこに依頼するのか住宅会社、プランも考えなければ行けませんし、打合せも沢山あります、工事が始まると疑問や不安もでてきます。
時間も費用もかかりますからストレスになる方も当然いると思います。
わからないことをやる事は、とても耐力と忍耐が必要になります。
私も大分の土地を見つけるのにとても忍耐がいるみたいです。
でもその先には夢のマイホームが待っているわけですから、頑張りがいもあると思います。
住宅の不安な部分は沢山あると思いますが、その部分を埋めて安らぎの住いを提供するのが、建築に関わる者の役目だと思っていますので,
僕も仕事を頑張って皆さんに安心して住んでいただける住宅を沢山造りたいと思います。
土地について(2)
工事をしていて最近良く思うのですが・・・早く自分の家が欲しいなとよく思います。
土地も探しているんですが、不動産会社や工務店の集客手法を知っているだけに色んなことが目についてしまって、中々納得が出来ません・・・
妻からは「いい加減にしてよ」と土地を見た帰りには必ず言われてしまいます。
でも土地はそんなに焦って見つけてもしょうがないのです。
以前もお話しましたが、気にいた土地があれば何回も見に行くことが大切なのです。
そこに長年住むことで苦痛になることは、やっぱり環境だと思います。
何を優先して土地を選ぶのか?子供の学校?交通の利便性?主婦から言えば、スーパーや病院が近くにあったり様々な希望があると思います。
例えば、皆さんも経験があると思いますが、アパート暮らしのときもそんな簡単に決まらないと思うのです。
間取りはこれが良い、お風呂は窓がないと嫌だとか一生住むわけでもないのにこだわってしまうのです。
新築の場合は、何かない限り人生の大半をその土地で過ごすことに、なるのですから、慎重になって当然です。「あ~やっぱりこの土地は住み心地悪いから引っ越そう!」と言うわけには行かないですよね?
昔の人は「住めば都」と言いましたが、それもある程度考えないと、最近はご近所付き合いがをストレスに感じる人もいるようです・・・
テレビドラマでもやっていますが、ストレスから鬱状態になる人もいるかもしれません。
少し大げさかもしれませんが、それだけ重要なことだということですので参考にしていただきたいなと思います。
S様邸
こんばんは1カ月ぶりの更新です。
今回は僕が携わってきた、住宅の話を久々にしたいと思います。
S様邸は僕が関わった中でもとても思い出に残っている住宅の1つです。
S様邸は2階出ての30坪の住宅で、イメージは南欧州の住宅です。
外壁、内壁とも珪藻土で仕上げられ柔らかな質感を出しています。
玄関扉も特注で頼んだ、S様こだわりの住宅です。
S様の職業は画家さんで、住宅兼アトリエとして建築されました。
一階の天井の梁や桁は、「うずくり」と言われる伝統的な日本の木材加工技術を使い、木目が手で触っても実感できるように、
木の柔らかい部分を擦り落として木の硬い部分、木目を浮き出させ、角は「チョウノ」という道具で、面を段々にハツリ、古木感を演出しました。
二階の天井は、屋根裏の勾配に天井を張ってあるので、屋根裏の梁は露出しています。もちろん加工をして古木感を演出しています。
昔、品川区の不動産会社に勤める友人と勉強のために色々な家を見て回った時に印象に残っていた家のイメージを自分なりにまとめてみました。
てっぺんにはアンティークな天井ファンを取り付けてあるのでまるでオシャレなカフェのようです。
床も無垢材を使用していて「うずくリ」加工がしてあります。
一階にはウッドテラスがあり巻き上げ式の幌スクリーンが取り付けてあります。
二階には家の正面と後ろにベランダがあります。
手摺は1階からの壁を立ち上げ、上端を丸い感じにしてあります。新築なんですが落ち着いた程よいナチュラル感が出てS様もすごく気にいっていただきました。
幹線道路から少し離れた小高い岡の上にあるS様邸は、外観が土地ととてもマッチしていてとてもオシャレなこだわりの住宅になりました。
テラスでコーヒーを飲みながらS様が絵を描いてらっしゃるイメージが今でも鮮明に浮かぶほど今でも思い出に残っています。
土地について
こんばんは、先週、家族で土地を見に行ってきました会社のお付き合いのある不動産屋さんに案内してもらいました。
どんな土地を選ぶかは、家づくりプランの中でも最も重要なことです!
選んだ土地によって、建てる家や暮らし方が変わってくるからです。
どのくらいの大きさでどんな家が欲しいと思っても、土地が無ければ始まりませんし、土地には定められた建築条件があったりします。例えば[建ぺい率]は、都市計画で用途地域毎に30%~80%の範囲で制限が定められています。建築基準法上、原則として指定建ぺい率を上回る建築面積の建物を建ててはならないことになっています。例えば、100坪の土地で建ぺい率が60%の地域の場合、最大60坪(100坪×60%)の建築面積の建物を建てることが出来ます。
つまり、建築面積はこれだけしか使っちゃダメだから、僕の考えたプランは入らないって感じになるわけです、ですからある程度の土地の情報がないと厳しいですよね・・・もちろん単純に土地の形状的に無理ってのもあるかもしれません。
皆さんが土地を探すのに優先的に考えるのは何ですか?
・環境が良い
・通勤が便利
・日当たりがいい
・価格・地域性・買い物の利便性
こんなとこでしょうか?これは僕のオススメですが、気に入った土地があれば、色んな日、時間に見に行くことが大切だと思います。例えば朝の日当たりはどうか、夕方の日当たりはどうか、天気の悪い日、夜はどんなかんじか、ご近所の様子だったり、毎日の生活を続けていくのですから、あせらないでじっくり探すことをオススメします。あまり高望みは良くないかもしれませんが、「これは絶対!」という条件はしっかり持っていたほうがいいかもしれません。僕もあせらず探していこうと思います。